【レポート】オンプレミスとクラウドをまたぐデータ保護と移行の新提案!Veeamクラウド・データ・マネジメント #AWSSummit
まいど、大阪の市田です。
こちらは2019年06月27日に開催された AWS Summit Osaka 2019 のセッション「オンプレミスとクラウドをまたぐデータ保護と移行の新提案!Veeamクラウド・データ・マネジメント」をレポートします。
スピーカー
ヴィーム・ソフトウェア株式会社 システムエンジニア本部 ソリューション・アーキテクト 高橋正裕 様
セッション概要
バックアップデータをクラウドに移し、オンプレミスとクラウド環境全体でデータ保護を行う必要性が増す一方、その困難に直面するケースも散見します。Veeamでは、AWSにおけるEC2、RDS、DynamoDB、EBSのデータ保護と、AWSとオンプレミス間のポータビリティを実現できる新ソリューション「Veeam Availability for AWS」を提供しています。インスタンスのバックアップやリストア、そしてクラウド間マイグレーションが、どのようにシンプルに実現できるのかをご紹介します
レポート
以下、レポート内容になります。 (最初5分ほど遅れたのでセッションのすべてではないことを予めご了承ください)
Veeam クラウド Tierのアーキテクチャ
スケールアウト、バックアップ、リポジトリに備わる自動データ階層化機能で、古いバックアップをS3にアーカイブします。
Infinite Storge デバイドレーション
メタデータがローカルにあって、メタデータとデータチャンクをS3に持つ ユーザはローカルにバックアップデータがあるように見える
他社との違い
- オフロードしたバックアップファイルはシェルとして残る
- ローカルキャッシュとしても機能するのでクラウドのI/Oを削減できる
- 透過的にすべてのVeeamのリストアができる
インテリジェントなブロック復元
- リストアでは、最も高い、オフロードされていないリストアポイントを使用
- 効率とスピードの向上、送信費用の削減
二重課金なし
- 他のバックアッププロバイダと異なり、ストレージ料金の他にクラウド税を請求することは無いため、料金を二重に支払うことなく、クラウドにデータを保存できる
- 他のベンダだとストレージ料金+バックアップベンダー税
- クラウドプロバイダの料金のみ
ベンダーロックインなし
- データを人質にすることはない
- コミュニティエディションでもオブジェクトストレージからいつでもインポート、リストアできる
- バックアップをリストアするだけならVeeamの有償ライセンスは不要
クラウドモビリティ
クラウドの活用は移行を検討する上で3つの重要なユースケースを考慮する必要があります。
- クラウドへの移行
- データの復元
- テストと開発
- クラウド上でテスト開発で短期利用でコスト最適化
お客様の声
- 23%のバックアップが2020年までにクラウドになる
- クラウドへのワークロードを必要な際に移行できないことを問題だと思っている。
- (IT管理者の47%)
AWSへのダイレクトリストア
- あらゆるバックアップに対応
- オンプレ、クラウドを問わずAWS上に移動
- 2ステップでの以降
- すべての環境で
- ワークロードの復元
- テストと開発の開放
AWSへのリストア
- Veeam backup & ReplicationVeeam Agent
- Veeam Agentto for linux
- Veeam bacukup & replication for aws
技術的な利点
- すべてウィザードから実行、自動プロセス
- VM、サーバ、エンドポイントをAmazon の任意のインスタンスタイプに変換できる
- 任意のEBSディスクタイプを選択して余計なコストを削減
- 月あたりの見積もり価格の計算を表示
- ヘルパー・プロキシ・アプライアンスが利用可能(推奨)
- インプレミスを介在せずにS3からEC2に直接リストア
- UEFIからBIOSへの自動変換(Windows限定)
- VM Importの場合は工数がかかる
- ウィルスチェックしながらリストアできるSecure Restore機能も利用可能
3.データ保護
移行した後。クラウドネイティブなバックアップ&リストア
クラウドをとりまく課題
- 74%
- オンプレのワークロードにクラウドバックアップを利用
- 47%
- クラウドはもっとも投資対効果の高いバックアップ媒体と考えている
- 73%
- 2021年までにパブリッククラウドのデータセンターに移行
- 61%
- クラウドワークロードのバックアップと復元について懸念がある
AWSのインスタンスバックアップ
セオリー
- EBSは他のAZはリージョンへコピー
- EC2やRDSはマルチAZにする
- S3のデータは他のリージョンへコピー
- RTOとRPO
- ユースケースに会った正しいERシナリオ
- DRテスト
- サードパーティの利用を考慮する など
インスタンスバックアップ
- リージョン障害に備えて、Multi-AZにするのがベスト
- だが、そこまで用意されているケースはすべてじゃない。単一利用も多いのが現状
- データの保護、サービスの保護を考えると、お金、人件費の理由でここまでやるのは難しい。
Veeamの場合
- AWS上のデータの保存を簡単におこない、データの保管先としてオンプレの環境も利用可能
New - 新機能
- Veeam backup & Replication for AWS
- エージェントレス
- クラウドネイティブのバックアップ・リストア
- AWS専用に開発
- 一元管理
- クラウドモビリティと一体
- 強力なリカバリ技術
AWSのサービスをVeeamが強化
- シンプルなUI
- ファイルレベルリカバリ
- 監査、レポート、アラート など
AWS MarketplaceでNo.1のバックアップソリューション
- MongoDB,MySQL,Cassandra,postgreSQL,DynamoDB
- CPMサーバ → DB → S3 → Snapshot → S3
- S3間でスナップショット
- ハイブリッドクラウドな利用
- Veeamリポジトリに保存
- Veeamリポジトリのデータ保存先の実態はS3で、クライアントアプリ上からはVeeamリポジトリにあるように見える
最後に
- クラウドデータの保持
- オブジェクトストーレージとの連携、長期保存データをアーカイブしコスト削減
- クラウドモビリティ
- 2ステップの簡単リストア
- AWS上のデータ保護
- クラウドネイティブバクアップを活用したAWSのデータ保護
- ハイブリッドバックアップできるよ。
- オンプレミスも利用できる
セッションを聴講してみて
Veeam製品は使ったことがなかったですが、よくお客様から聞かれるユースケースにマッチする部分も多いと感じました。
コミュニティエディションもあるとのことなので、試してみたいと思いました。